2011年8月20日土曜日

ひたすら普通列車のグリーン車に乗り続けてみる

旅行も4日目。実質的には仙台へと戻る移動日なので、旅行的な要素は薄いんですが、まぁ最後までキッチリと記録に残しておきたいと思います。

 

沼津での宿を出て、すぐ近くの沼津駅へ。ここ沼津駅は、東京行きの始発もあるため、のんびりと発車を待つことも出来ます。更にのんびりとするため、今回はグリーン車を奮発しました。ただ沼津駅からだとモバイルSuicaは使えないので、あらかじめ窓口で紙の切符を購入しておく必要があります。

 

このグリーン券、範囲内で乗り継げるのであれば、1枚でひたすら乗り継ぐことも可能。そんなわけで、普通列車のグリーン車が走る北端である黒磯駅まで購入してみました。もちろん一本の列車でたどり着けるわけもなく、最低でも3本の列車(東海道線、湘南新宿ライン、東北本線)を乗り継ぐ必要が出てきます。また、沼津や黒磯まで到達する列車はとても少ないので、なかなかこういったパターンで乗ることは出来ません。今回も、1日数本しかない黒磯行きの列車に乗るため、頭をひねることになりました。

ともあれ列車は沼津駅を出発。丹那トンネルを抜け、熱海駅を過ぎ、列車は相模湾沿いを走ります。晴れていれば空と海の青がとても綺麗なのですが、今日はあいにくの曇り空。東に進むにつれ、建物が増え緑が少なくなり、都市の雰囲気が増してきます。そう言えば、藤沢駅を過ぎたあたりで、成田エクスプレスに使用されているE259系電車とすれ違ったのですが、試運転か何かだったのでしょうか・・・。

戸塚駅では湘南新宿ラインに乗り換え。すぐに乗り換え出来ると思っていたのですが、それは平日ダイヤでの話でした。休日だと快速アクティーが増える関係上、他の列車にも時刻変更が生じて乗り換え出来なくなっておりました。そんなことを見逃した自分にため息が出ますが、待ち時間はたかだか10分程度。1時間待ちが当然のローカル線になれた身ではあっという間の時間です。湘南新宿ラインに乗り継ぎ、つい先日まで住んでいた保土ヶ谷・横浜を経て、列車は新宿にたどり着きます。

このまま乗り続けて、赤羽や大宮で東北本線に乗り換えても良かったのですが、始発の上野から乗ってみたかったので、ここは一旦下車して休憩とします。何せ、グリーン車付きの黒磯行きは、上野発が13時20分。まだ2時間以上あるので、何処かで時間を潰すしかないわけでして。そんなわけで、タイトルは異なりグリーン車に乗り続けていたわけではなかったりします。



お茶を飲みつつ一休みして、上野駅から黒磯行きに乗車。このグリーン券だと赤羽駅からしかグリーン車を利用出来ないので、まずは普通車に乗り込みます。上野駅では、珍しい荷物の取り扱いを見かけました。恐らく新聞の夕刊だとは思いますが、まだこのような取り扱いも残っているようです。

 

赤羽駅でグリーン車に移動、ここからは再びのんびりとグリーン車を満喫します。上野駅で購入しておいた「ますのすし」を頬張りながら車窓を眺める。贅沢なひとときです。昨晩サボっていた雑記更新を進めていたら、列車はあっという間に宇都宮駅までたどり着いていました。ここから黒磯駅までは1時間程度、引き続きグリーン車でくつろげるのはありがたい限りです。

黒磯駅に到着、ここから先はもう「東北」」です(実際にはもう少し先まで栃木県ですが)。20分ほどの待ち合わせで、郡山行きの列車に乗車。旅の一番最初にも乗った719系で、東北に戻ったと言うことを実感させられます。列車はご多分に漏れずガラガラだったのですが、白河あたりから混み始めました。どうやら、須賀川で花火大会があるらしく、それに向かうお客さんたちのようです。浴衣姿の女性が多かったのにも納得。

郡山駅では仙台行きの列車に乗り継ぎ。701系とE721系の混結だったので、迷わず後者を選択。黒磯から先は乗り慣れていて車窓にも飽きているので、このたびで初めてPSPを取り出し、アニメやゲームで時間を潰します。どちらにしても、外も暗くなっており、車窓を楽しむことも出来ないのですが・・・。

列車は二本松、福島、白石と過ぎ、20時前に仙台へ到着。沼津を出て11時間半、ようやくたどり着くことが出来ました。やっぱり移動しているだけでは楽しみも半減ですね・・・何処か温泉にでも立ち寄りたかったのですが、黒磯行きのグリーン車に乗り込むという「ノルマ」を考えると、これしか手立てがなかったのも事実でして。残念。

さて、3泊4日の旅行も無事終了となりました。やっつけでスケジュールを立てたのでかなり不満は残りましたが、トラブルも東海道線の遅延ぐらいですんだの良しとしましょう。来年こそは、もっと遠くを見てこられればなぁ・・・と思ってますが。状況が許してくれるかどうかが鍵ですかねぇ。

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