2014年3月21日金曜日

実家サーバーのケースを交換してみる

約1ヶ月ぶりのご無沙汰でございます。こうしてだんだん更新頻度が落ちてきてますが、まぁ私自身はそれなりに生きております。この1ヶ月の間、例の徹夜出張で働きまくってみたり、彼女が出来てみたり、北海道に旅行に行って思いっきり散財してきたりとまぁ色々ありました。そのあたりはめんどくさいんで割愛しますが。

んで、今回は実家サーバーのケース交換についてご紹介します。先日の雑記(その1その2) で取り扱ったように、実家サーバーにWindows8の記憶域機能を導入し、3TB×8のストレージを構築しておりました。8台(実際にはシステム用もあるので9台)のHDDともなると、その管理も中々面倒。特に、HDDが故障して交換するとなると、HDDの入れ替えにかなりの手間を要することは必至なわけで。それを打開すべく、サーバー自体のケースを交換してみました。


これが今回導入したケース、LIAN-LIの「PC-A16B」です。すでにメーカーサイトから紹介ページが無くなってしまうぐらい古いケースでして、リンク先にもあるように発売は2007年3月と、もう7年も前のケースです。今時当たり前となっているUSB3.0にも対応しておらず、その仕様の古さはいかんともしがたい製品です。そんな古い製品だけあって市場には殆ど残っておらず、たまたま箱毀損品が残っているのを見つけ、約2万円と当時とほぼ同様の価格で購入しています。そこまでしてこの古いケースにこだわるのはたった1点だけ、それは「ドライブレールが無い5インチベイが9つもある」と言うことに尽きます。

今回のケース交換の目的は、HDD換装の手間を極力減らすことでした。そのため、HDDリムーバブルラック「BPN-DE350SS」を2台(今まで1台使っていたので、更に1台追加)導入することにしたのです。だがこの「BPN-DE350SS」は、5インチベイにドライブレール(デバイスの落下を防ぐための突起)があると干渉して搭載できないのです。通常、5インチベイを複数占有するようなデバイスには、側面にドライブレールとの干渉を避けるための溝があったりするのですが、この「BPN-DE350SS」はHDD×5を内蔵するためかその溝がありません。そのため、搭載できるケースがかなり限られてしまうわけです。

しかも、昨今のケースの流行として、5インチベイを出来るだけ廃して、3.5インチベイを多く設けるというのがあります。確かにHDDを単純に多く搭載するのであれば効率的なのですが、故障時の換装のためにリムーバブルラックを使うとなると話は別。そういった理由で、わざわざ古いケースを探す必要が出てきてしまったわけです。

こうして何とか調達した「PC-A16」ですが、仕様が古いとは言え高級機、出来の良さはかなりの物です。LIAN-LIのアルミケースだけあって質感も良く、12cm角ファンや水冷用のホールも装備するなど、まだまだ戦えるケースと言えます。既に9つの5インチベイは埋まってしまってますが、やろうと思えば「BPN-DE350SS」を更に1つ追加できますし、これから先も長く活躍してくれそうです(記憶域スペースでパリティを用いた場合、HDDの最高台数は8台なので、これ以上の追加は出来ませんが)。

ちなみに2台の「BPN-DE350SS」ですが、それぞれに4台のHDDを搭載し、1台分のスペースはメンテナンス用の予備としています(一番左側のスロット)。空冷ファンの音はスイッチでLowにしてもかなりの爆音なのですが、普段はクローゼットに入れっぱなしなので気になりません。


マザーボード(intel 「DQ67OWB3」)をはじめとして、パーツ類は依然と全く同一です。ただSATAポートをこれ以上増やすことが難しい(PCIスロットにカードを差す手もありますが) ため、これ以上の拡張は頭をひねることになりそうです。ただ記憶域スペースの容量はまだまだ余裕がありますし、アユートからもポートマルチプライヤ「PM-PCI1T5S6」も出回り始めましたので、なんとでもなっちゃいそうですが。

こうして実家サーバーは見事生まれ変わり、トラブル時におけるメンテナンスがグッと楽になりました。まぁ、その新しい機能が生かされないことが一番良いのかも知れませんが・・・トラブルはホント気まぐれに襲ってきますからねぇ。くわばらくわばら。