2012年5月21日月曜日

スカパー!HD録画用にHVL-AV2.0を導入してみる

一昨年の夏ぐらいから導入している「スカパー!HD」。キャプチャには何度も紹介しております「PV4」を利用しておりますが、実はバックアップとして同じ番組を「RD-X9」でも録画しておき、キャプチャに失敗した際などにはこちらからキャプチャするなんてことをやってました。ただこの「RD-X9」経由での録画は多々欠点があり、悩みの種でもありました。以下欠点を箇条書きしてみます。

1.RD-X9のD端子出力を、PV4でキャプチャすると画面の下が数ドット欠ける

同じD端子出力でも「TZ-WR320P」ではこのような事象は発生しないため、どうやらこれは「RD-X9」の仕様の模様。スカパー!HDの番組のみならず、地上デジタルやBSデジタルの番組でも同様に欠けてしまいます。

2.RD-X9での録画可能タイトル組数が最大792まで

スカパー!HDで30分番組を録画すると、必要な容量はおよそ1GB程度。「RD-X9」のHDD容量は2TBですから、ざっと2000番組は録画できる計算になるはずなのですが、このようにタイトル数の制限があるため、HDD容量の半分も利用できておりません。700を越えたあたりで古い番組を消す羽目になるのですが、操作レスポンスも非常に悪いため、かなりの手間となってしまいます。

3.RD-X9のユーザインターフェースが悪い

前述の操作レスポンスもそうなのですが、スカパー!HD録画するとタイトル中の「ー」が欠けてしまったり、録画ファイルの保存先はルートディレクトリのみ(録画後に移動は可能)というように、非常に使いづらくストレスが溜まります。


HDDレコーダーと言えば東芝製と断言できるぐらいのクォリティを誇っていたはずなのに、いつの間にやら時代遅れの代物になっていた模様。ともあれ、このままではストレスが溜まる一方なので、スカパー!HD録画用の機器を新たに導入することにいたしました。

新しくHDDレコーダーを買うという事も考えたのですが、設置場所がもう無いため、今回は手軽にNASを導入することに。アイ・オー・データ製とバッファロー製のどちらにするかで悩んだのですが、前者の方が価格が手ごろかつ評判が高い。しかも、5/11のファーム更新で「スカパー!ダビング」にも対応するようになったというタイミングの良さ。そんなわけで、容量が2TBと余裕がある「HVL-AV2.0」を購入する事に。価格を色々調べてみたら、スカパー!HD契約者限定の優待販売がそこそこ安かった(14980円+ポイント還元)ので、そちらでさっくり注文。翌日には手元に届きました。早。
































箱から取り出してみると、その作りは実にシンプル。背面にはLANポートとHDD増設用のUSBポート、そしてACアダプタの接続口ぐらいしかありません。とりあえず、LANケーブルを接続し初期設定を実施(と言っても殆どやることはありませんが)。PCから普通に認識されるのを確認しました。実に簡単です。前述のようにレコーダー周りには設置場所がないため、自室では無くルータなどのネットワーク機器を設置しているスペースに設置しました。ネットワークにさえ繋がっていればいいのですから、この辺は実に楽ですねぇ。

続いてスカパー!HDチューナー「TZ-WR320P」 側の設定。今まで「RD-X9」へ録画されるようになっていた予約設定をすべて消し、「HVL-AV2.0」で録画されるように変更しました。試しに直近の番組を録画予約してみましたが、特に問題もなく録画できてしまいました。素晴らしい。

 さらには「スカパー!ダビング」も試してみることに。「RD-X9」を操作し、「HVL-AV2.0」へスカパー!HDの録画タイトルをダビングしてみると、実放送時間に近い時間は要するものの、問題なくダビングすることに成功。「TZ-WR320P」からそのタイトルを再生しPV4でキャプチャしてみると、画面下の欠けは当然ありませんでした。これでリアルタイムでのキャプチャ失敗時でも、気兼ねなくバックアップから再キャプチャすることが出来そうです。

このように無事導入できた 「HVL-AV2.0」ですが、使っているうちにちょっとした欠点が判明。というのも、「.(ドット)」で始まるタイトルの番組ファイルについて、フォルダへの移動が受け付けられないのです。ちょうどAT-Xで「.hack//SIGN」の放送をしていたので録画してみたのですが、録画自体には成功するものの、前述のように移動が出来ません。リネームしても事象は同じで、ちょっと困っていたりします。 削除自体は出来るので致命的ではないのですが、やはりイレギュラーなタイトル名は鬼門なのかもしれません。

ところで、お役ご免となりそうだった「RD-X9」ですが、地上デジタル&BSデジタルのバックアップ用として活用することにいたしました。PT2での録画はそこそこ安定しているのですが、やはり失敗することはあるので、こうしてバックアップがあるのは安心感につながります。確実なキャプチャというのは実に大変ですし、コストや手間がかかるんですよね・・・。

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