2013年7月31日水曜日

PCが火を噴いた・・・

先日、それは夜の2時頃のこと。手持ちのHDDの丸ごとバックアップをしかけ、そのまま寝ようかと思った矢先、なにやらPCからかすかなビープ音が。「そろそろ終わるのかな?」とと思っていると何だか焦げ臭い。ふと見ると、PCの隙間から黒い煙が立ち上っているではありませんか! 慌てて電源ケーブルを引っこ抜き、PCケースを開けてみると火まで上がっている状態。慌てて手元にあった霧吹きで消し止めました。

 これが発火直後に撮った写真。リムーバブルHDDケースである「CV-MRA750U」に接続していたSATA電源ケーブル(ペリフェラルからの変換ケーブル)付近から発火しており、周囲のケーブル等のプラスチック部分に燃え移っていました。黒いすすがケースのパネルにまで付着してしまい酷い有様です。

なお、HDD自体は 「CV-MRA750U」ではなく、その下段にある別のリムーバブルHDDケースに挿入している状態でした。 「CV-MRA750U」の電源スイッチもOFFになっており、HDD起因で発火したわけでは無いと思われます。

 後日、分解して発火箇所を拡大した写真がこちら。上にも書いたように、ペリフェラルからSATA電源コネクタへの変換ケーブルを使っており、そのSATA電源コネクタ部分が激しく溶けている状態でした。これは推察なのですが、このSATA電源コネクタと、「CV-MRA750U」のコネクタ部分の接続に「遊び」があって緩んでしまい、何かの拍子にコネクタ内部の端子部分が短絡して今回の発火に至ったのでは無いかと思われます。ただ、発生当時はケース内を一度も触っておらず、「何かの拍子」が発生したとも考えづらいのですが・・・。

被害としては、この 「CV-MRA750U」と、バックアップを取っていたSamsung製のHDD(1TB)、それと焦げたケーブルのみ。PC自体(マザーボードや電源、SSD等)は無事で、正常に動作することが確認できました。HDDが壊れたのはそこそこ痛いですが、データはコピーした物が残っており、致命傷には至らなかったのは不幸中の幸いと言ったところでしょうか。

それにしても、寝る直前で気がついたのはホント幸運でした。このままバックアップを仕掛けて寝入ってしまっては、気がつくのが遅れて大惨事になってもおかしく無かったかと。PC自作をはじめて10年以上経ちますが、命の危険に晒されたのはさすがに初めてですよ。危なかったなぁ・・・。

今回の教訓としては、やはり抜け止め機能が無いSATA電源ケーブルは危険と言うことでしょうか。短絡や火災の危険に比べたら、ラッチ付きのSATA電源ケーブルなんて安い物。今後、順次入れ替えていくことにします。これを読んだ皆様も、今一度抜けや緩みが無いかご確認ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿