2012年8月25日土曜日

広域イーサネクスト接続用マシン×2を組んでみる

先日の秋葉原散財ツアーから、あっという間に2週間経ってしまいました。この雑記の更新もその間ずっとほったらかし・・・油断するとこれですからねぇ。ブログ移行前は毎日更新していたというのが嘘のよう。

それはさておき。以前より色々と画策している「広域イーサネクスト」の利用。 利用には拠点ごとに専用の接続用PCが必要なわけですが、今までは余剰PCを検証用として使っておりました。ただ当然使い勝手が悪いので、専用機となるPCを組んでみることにした次第。

今までの雑記でもつらつらと書いていますが、接続用PCに必要となる「LANポート×2」というのがくせ者でして、それなりに信頼が置けるNICを使用しないと性能を発揮できないのがポイント。多くのPCにオンボードで搭載されているRealtek社製のチップはまともに使えず、評判が高いintel製やBroadcom製あたりが無難だったりします。

更に欲を言えば、ブロードバンドルーターなどと並べて設置することを考えると、接続用PCは出来るだけコンパクトな方がよろしいわけで。また常時稼働させることを考えると、消費電力が出来るだけ少ない方がベター。条件としてはなかなか難しいものがあります。

色々考えた結果、「ここは色々試してみよう!」ということになり、早速散財に突っ走る。都合良く東京への出張があったので、帰りがけに秋葉原で「DQ77KB」を購入したのでありました。
















intelの最新チップセットである「Q77」を搭載したこのマザー、色々と特色がある製品です。まずは何と言っても「AMT」に対応しており、リモートコントロールが可能であること。BIOS設定すらリモートで行うことが出来るのですから素晴らしい。LANポートも2つ搭載されており、当然ながらコントローラはintel製。おまけに電源はACアダプタとなるので省電力。うーむ、これほどまでに条件が揃ったマザーがあるでしょうか・・・お値段はかなり張りましたけど(約14000円)。

他PCから捻出した「core i5 2400S」を搭載し、AMTも問題なく動作することを確認。またACアダプタでの動作も問題なく、消費電力も20Wに満たないレベル。「キタコレ!」と思ったのもつかの間、ここに来て大問題が。何と「広域イーサネクスト」がどうやっても動作してくれないのです。最新チップセットであるQ77はやはり新しすぎたようで、何度やっても起動途中で止まってしまいます。泣く泣く、このマザーの利用は諦めることに。何だかなぁ。

それでもめげずに散財の方向に突っ走るのが自分の強み(?)なわけでして。色々考えたあげく、今度は無難にAtomマザーを使うことに。ACアダプタ動作が可能な「DN2800MT」を新たに調達し、先日の秋葉原散財ツアーで購入したケース「M350」とで組んでみたのでありました。


この「M350」というケース、かなりコンパクトでして、5インチベイ用の光学ドライブ程度の大きさしか無いため、設置場所を選びません。またDN2800MT専用オプションのブラケット&ライザーカードを用いれば、PCI-Eカードの搭載も可能になったりします。

ちなみにその他のパーツ構成としてはかなり安上がりでして、メモリはジャンク品の1GB×2(計200円)、ACアダプタはLet's note用に使っていて余剰となっていたIBM製(確かジャンク品で500円ぐらい)、LANカードは当初intel製のGigabit CT Desktop Adapter(EXPI9301CT)を予定していたのですが、ブラケットのサイズが微妙に合わないためかどうやっても固定できず、玄人志向の「GbE-PCIe3」(特売品で980円)に変更しています。

 なお広域イーサネクストの動作については、「DQ77KB」と異なり全く問題ありませんでした。まぁ、チップセットである「MN10」は枯れすぎているぐらいの古いチップセットなので、問題が出る方がおかしいのかも知れません。

 この「DN2800MT + M350」PCは実家でセンター用として用いる予定ですが、対抗拠点であるマンションにも、当然ブランチ用として専用のPCが必要になります。当初は、従来同様に余っているPCを用いる予定だったのですが、ちょうど良くMini-ITXマザーやケースが余っていることから、設置場所の都合も考えて専用機を組んでしまうことに。散財の道は続くよどこまでも・・・。

 PT3用として準備しておきながら、やや動作不安定だったため放置していたASRock「A75M-ITX」とInWin「Wavy」 を引っ張り出してきました。「A75M-ITX」のオンボードLANはRealtek製のRTL8111Eであるため、広域イーサネクストの動作についてはかなり不安だったのですが、ここは強引な手で乗り切ることに。

本来サーバー用である「Intel PRO/1000 PT Dual Port Server Adapter(EXPI9402PT)」をオークションで安く(送料込み4000円ぐらい)調達出来たので、これを用いていたりします。PCI-Ex16スロットにグラフィックボード以外を搭載した場合、経験上相性問題が出やすいのですが、「A75M」では全く問題はありませんでした。勿論、広域イーサネクストからも2つのLANポートとして認識されており、動作にも支障は生じていません。

最後にもう一つ。広域イーサネクストの起動には光学ドライブが必須なのですが、この起動のためだけに光学ドライブを接続しておくのは邪魔なので、こちらのブログアキバではたらくプログラマのBlog様)を参考にして、USBメモリから起動できるようにしてみました。手元には1GBやら2GBのUSBメモリやSDカードが余っており、それも有効活用できると考えたのです。

USBメモリ化にはLinuxの知識が必要なため、未だLinux初心者である自分は四苦八苦したのですが、それでも何とか成功いたしました。1GBのMicro-SDだけは使えなかったのが謎だったりしますが・・・うーむ。

ともあれ、広域イーサネクストを本格的に活用するための環境は整いました。まだ本格的には利用していないので、今後ぼちぼちと利用レポートをあげてみたいと思います。

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