2014年12月23日火曜日

エンコード用マシンをリプレースしてみる(その1)

今日は12月23日、世間様はもうすっかり年の瀬モードに入りつつある模様。かく言う私は、先月頭~今月中頃の「面倒な仕事(激務というでは無いがそこそこ忙しい)」がようやく終わり、一息入れているところだったりします。20日から4連休を取って骨休めをしており、あと少し残務整理してから年末年始休暇に突入と言ったところでしょうか。年賀状も書かなきゃなぁ・・・と思いつつ、中々重い腰が上がらないのはいつものことですが。

さて、今回のネタは、実家に設置しているエンコード用マシンのリプレース。i5-3550とZ68ママンと言った環境で、それに加えテンポラリ用のSSD(500GBを備えており、編集速度やエンコード速度など性能的に不満があるわけではありません。ですが長年の酷使のためか、エンコード中に止まってしまうこともしばしば。Windowsすら落ちてしまうと、マンションからリモートデスクトップで状況を確認することも出来ず、週末実家に帰るまで放置せざるを得なかったりと、効率が悪くなっていました。

そんな状況だった11月のある日、出張帰りに立ち寄った秋葉原で、面白いマザーボードの出物を見つけました。「これならば性能を向上させつつ、管理も楽になるぞ!」と考え、余り深く考えずに購入。ですが前述のようにそこそこ忙しかったため、リプレース作業に中々着手出来ず、開始出来たのが12月に入ってしばらくしてからでした。毎週末の編集&エンコード作業に支障を生じさせないためにも、一気にリプレースするだけの時間が必要なので、このようなことになった次第。


今回購入したマザーボードはASRockの「Q87M vPRO」。その最大の特徴は、チップセットに「Q87」を採用しており、「AMT」と呼ばれる遠隔管理機能をハードウェアレベルで備えていることです。普通に購入すると15000円程度とそこそこ高価ですが、今回はアウトレット品(2週間保証のみ)だったので、約7000円と半額程度で購入することが出来ました。

そして新たに必要となるのがCPU。CPU以外は流用が効きますが、LGA1150環境は初めてなので、どうしても購入しなければなりません。「AMT」を初めとした「vPRO」を有効にするにはこれを備えたCPUが必要なのですが、それは基本的に「i7」「i5-45xx以上」(K型番は除く)といったアッパーミドル~ハイエンドのCPUに限られてしまいます。色々調べた結果、「i5-4590」が費用対効果が高そうと判断、約2万円で購入しています。


 そしてこれがテスト運用中の状態。この「Q87M vPRO」、LANチップにIntel製の「I217LM」を備えてるなど、普通に使うにしても十分な信頼性を確保しています。ただどちらかというとビジネス用途向けのマザーボードなので、作りはとても無難でゲーミングマザーのような面白みは皆無です。まぁ、動画編集やエンコードに面白みなんて全く不要ですが。

 さて、CPUとマザーボードが調達出来たので、既存エンコード用マシンからパーツを移植しつつ、新しいマシンを組み上げてみます。今回使用したパーツはこちら。

 CPU:Intel 「i5-4590」(新規購入)
 CPUクーラー:SilverStone 「SST-NT06-PRO」(流用)
 マザーボード: ASRock「Q87M vPRO」(新規購入)
 メモリ:UMAX 「Cetus DCDDR3-8GB-1600」×2(流用)
 ケース:SilverStone「Sugo SST-SG02B-F-USB3.0」(流用)
 電源:玄人志向「KRPW-PT500W/92+」(流用)
 SSD:samsung「MZ-7PC128B/IT」(流用)
 SSD:Crucial「CT512MX100SSD1」(流用)

その他、ファンもリプレースしています(PWMファン用接続端子が減ったため(3→1))

 組みあげて、ちゃっちゃとWindows7をインストール(テスト用にHomePremiumを入れていたので、Anytime Upgradeを利用してUltimateに移行しただけ)。動画編集・エンコードソフトの「TMPGEnc Authoring Works 5」をインストールして、環境構築はほぼ完了。後は細々とした設定はありますが、使っていく中で追々やっていけば良いでしょう。

 で、リプレースしての効果は・・・殆ど感じられず。多少エンコード速度は上がっているようですが、エンコードしている最中は放置状態なので、時間がかかろうがあまり関係無いのです。エンコード中の「フリーズ」も一度だけですが再発しており、これは完治したわけではなさそう。まぁ、先日から新たに「TMPGEnc Authoring Works 6」が発売されているので、こちらの切替えを考えても良いのかもしれません。

 さて今回のリプレース。最大の目的でもある「AMT」の導入ですが、やる気を失って半ば放置状態だったりします。年末年始の休暇でトライしてみて、またこうして雑記でご紹介しようかとも考えてますので、もうしばらくお待ち頂ければなぁ・・・と。

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