2013年8月19日月曜日

【メモ】MBRのシステムディスクを、GPTに変更する方法

先日の東京旅行の際、約1万円という安さにつられて3TBのHDD(Seagate ST3000DM001)を購入したのですが、パッと使い道が思い浮かばない(2TBクラスのHDDならゴロゴロ余ってるので)。色々思案したあげく、実家サーバに入れている最後の2TB HDDを置き換えることにしました。随分前に他のHDDは3TBの物に置き換えているのですが、これには事情がある訳で。

その事情というのは、システムディスクを2TBより上のHDDに置き換えるのが大変だから、というもの。ご存じの通り、2TBより大きい容量のHDDはMBR形式で領域確保するとで全容量を使い切ることが出来ず、GPT形式で領域を確保してやる必要があります。ということは、、既存のシステムディスク(MBR形式)をコピーしただけでは全領域を確保できませんし、GPT形式に置き換えるというのもまた面倒。そんなわけで、ずるずると2TBのHDDを使い続けていたのでした。

今回の置き換えに当たり色々調べてみたところ、HD革命やTrueImageの最新版では、MBRからGPTに変換しつつHDD丸ごとコピーが出来ることが分かりました。何とか無料で済まそうと探したところ、「Migrate to UEFI」の評価版が使えそうと分かったのですが、すでに評価期間が終了ししているようで、入手することが出来ませんでした。

めげずに色々と探したあげく、結局行き着いたのが「Seagate DiscWizard」なのですから灯台もと暗しと言うべきでしょうか。これは前述したTrueImageのカスタマイズ版と言うべきソフトで、Seagate製のHDDが接続されてないと使用できません。ただ不幸中の幸いか、移行元も移行先もSeagate製のHDDだったので、そのあたりは難なくクリアした次第。

そんでもって早速作業開始。実家サーバから取り外した2TBのHDDを、メンテ用のPCに接続。新しく購入した3TB物も接続した上で、Windows上からDiscWizadを立ち上げて丸ごとコピー、すなわちクローン作成を試みようとしたところ、MBR形式のままコピーしてしまうのです。マニュアルを読む限りでは、MBRからGPTに変換しつつ、システムディスクのクローンを作成できるはずなのですが・・・うーむ。

で、結局あれこれ悩んだ結果、下記手順で実施できることが分かりました。

 1.DiscWizardのブータブルディスク(CD)を作成する

 2.クローン作成を行うメンテマシンのUEFIを有効にする

 3.前述のブータブルディスクを、UEFIからブートさせる

 4.画面に従って、クローンを作成する

要は、「PCのUEFIが有効かつ、UEFI経由でブートしている」必要があるのです。これは実際にシステムディスクをブートさせるマシンである必要は無いところも面白いですねぇ。実は今までUEFIでブートするようなマシンを組んだことが無く(手持ちのPCのシステムディスクの殆どがSSDのため、わざわざUEFIを使用する必要が無い)、このあたりの経験が浅かったのが苦労した原因ともいえるでしょう。

そんなこんなで、無事システムディスクを3TBに変換することに成功。実家サーバのHDDは3TBモデルに統一されたのでありました。今後、徐々にUEFI&GPTブート環境に移行していく必要があるなぁ・・・なんてぼんやりと考えるように。まぁ、急ぐ必要は全くありませんから、のんびりととやっていくことにしますかねぇ。

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