ともあれ、前回紹介した雑記の続きを書いてみます。前回は「DQ67SW」を用いてPV4キャプチャマシンを構築し、AMTで遠隔管理を行ってみました。今回はもう一つQ67マザーである「DQ67OW」を用いて、実家サーバのリプレースを行うことにします。
まずは実家サーバの紹介ですが、これまでのスペックはざっとこんな感じ。HDDは計7台、容量は約16TBってところです。
- CPU:Celeron G460
- メモリ:2GB×2
- マザー:ASUS P8Z68-V PRO/GEN3
- ケース:Antec P180
- 電源:玄人志向 KRPW-PT500W/92+
- HDD:Seagate ST2000DL003(2TB)×1、WesternDigital WD20EARS(2TB)×1
- HDD:WesternDigital WD30EZRX(3TB)×2、WesternDigital WD30EFRX(3TB)×2
- HDD:Seagate ST3250620NS(250GB)×1(バックアップ用)
- I/F:SATA増設カード×3(AsRock SATA3 Card等)
この実家サーバですが、最近トラブルが頻発するようになってしまいました。節電のため、平日昼間は自動休止させているのですが、その休止からの復帰にたびたび失敗するのです。原因は「CPUファンエラー」で、どうやら寒さでCPUクーラーのファンが十分に回転せず、起動時に「CPUファンが回っていない」と判断されてしまい、起動に失敗している模様。まぁBIOSメニューで回転数検知を切ればいいだけの話なのですが、その他のトラブルも考慮すると、やはり遠隔で対応できた方がいいだろう・・・と考え、「DQ67OW」とAMTを活用することにした次第でして。
そんなわけでマザーボードの交換と相成ったのですが、それと併せてハードウェア周りには色々と手を加えています。まずCPUがCeleronのままではAMTが使えないので、中古で「i5-2400S」を安く調達し換装(少々もったいない気もしますが仕方が無い)。USB3.0ポートを追加するため、眠らせていた「ASUS U3S6」 を引っ張り出し、3.5インチベイ搭載用の前面USBコネクタ「CVS ED-UB-IN7」と組み合わせ、ポートを前面に引き出しています。それとHDD冷却ファンを「Coolermaster XtraFlo 120 Slim(R4-XFXS-16PK-J1)」に交換し、HDDとマザーボードとの干渉を抑えました。
こうしてハードウェアの環境は整備できたのですが、問題点が一つ。それはSATAポートの不足だったりします。「DQ67SW」の6ポートと、「ASUS U3S6」の2ポート、「AsRock SATA3 Card」×2の4ポート、合計12ポートは確保したのですが、このケースに搭載可能なHDDは計14台なので、あと2ポート足りません。最悪、残っているPCIスロットにSATAカードを挿すことも出来るのですが、HDDをフル搭載するような事態は考えにくいことから、それは見送ることにしました。PCI-E接続で4ポート以上を備えるSATAカードは高価なので、そのうち安く出回ってくれることを期待することにしましょう。
ソフトウェア周りは殆ど手を加えておらず、OSは「Windows Home Server 2011」のまま。これにAMT周りの設定を追加しただけです。 その辺のくだりは前回で紹介していますので割愛しますが、これで離れた場所からBIOSも含めいじれるようになりました。そもそもこの実家サーバーは自室から離れた収納庫に設置しているので、実家にいる時でも重宝していたりします。
とまぁ、こんな感じに実家サーバーのリプレースが完了。AMTも含め動作は良好で、HDDが全てアイドル状態となった時の消費電力は47W程度と中々。HDDもまだまだ増設できますし、これからも活躍してくれそうです。
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